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科学的なトレーニングサポート

 現在,森ゼミの3年生が中心となって,人間形成系2年生の十都(とそ)くん(水泳部所属)の競技力向上のためのトレーニングサポートを実施しています.

 まずは,十都くんが専門とする平泳ぎに必要となる体力要素を考えた上で,十都くんの体力測定を行いました.その上で足りない(弱点となっている)体力を高めるようにトレーニング方針を決定しました.最終的に,2020年12月~2021年1月にかけて,10回自転車エルゴメーター使っての低酸素トレーニングを実施しました.

 トレーニングを重ねるにつれて,トレーニング中に発揮できるパワーが高まり,トレーニング後の血中乳酸濃度が高まっていく様子が見られました.これらは毎回のトレーニング記録を付けることによってわかってきたことです.さらに,2月に実施した持久力(最大酸素摂取量)測定では,約15%(47.1 → 54.0 ml/kg/min)の向上が認められました.

 それらの結果をもとに,今後のトレーニング方針についても話し合い,これから十都くんが目標とする7月の関西インカレでの入賞を目指してトレーニングサポートを継続していく予定にしています.

※写真右の低酸素発生装置から出てくる低酸素の空気を吸いながら自転車エルゴメーターでトレーニングをしています.運動がきつくなると発生器からの空気では足りなくなるので,右のオレンジの袋の中にも低酸素の空気が入っています.

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